大学院入試のプレゼンや口頭説明では、
「何を話せばいいのか」と悩む方が少なくありません。

多くの受験生は、
自分が調べた内容や実績を丁寧に説明しようとします。

もちろん説明は大切です。
しかし、研究プレゼンの目的はそれだけではありません。

あなたの研究の価値や可能性を伝え、
「この人と研究したい」と思ってもらうこと。

ここにプレゼンの本質があります。


1.「説明」と「伝える」は違う

説明とは、情報を整理して伝えること。
伝えるとは、相手に理解と納得を生み出すことです。

院試のプレゼンでは、

  • どんな課題意識を持っているのか
  • なぜその研究が重要なのか
  • どのような貢献が期待できるのか

といった意味や価値まで伝わってこそ、評価につながります。

「何をしたか」だけでなく、
「なぜ重要なのか」まで言葉にしてみましょう。


2.聞き手の視点に立つ

大学院入試であなたの話を聞くのは、
その分野の研究を深く理解している教員です。

彼らが知りたいのは、単なる情報ではなく、

  • 研究として成立しているか
  • 新しい視点や可能性があるか
  • 研究室のテーマと調和するか

という点です。

自分が話したい内容だけではなく、
相手が知りたいポイントに意識を向けることで、
伝わり方は大きく変わります。


3.「この人と研究したい」と思ってもらうために

優れたプレゼンは、派手な表現ではなく、
誠実で筋の通った説明から生まれます。

例えば次のような流れです。

  • 課題意識(なぜこのテーマなのか)
  • 先行研究との関係(何が明らかで、何が残っているか)
  • 自分の研究の位置づけ(どこに新しさがあるのか)
  • 期待される意義(学術的・社会的な貢献)

この流れが明確になるほど、
聞き手はあなたの研究の価値を具体的にイメージできます。


まとめ:価値が伝わるプレゼンを目指そう

大学院入試(院試)のプレゼンは、
単なる発表の場ではありません。

あなたの研究の意義や可能性を共有し、
研究者としての姿勢を伝える機会です。

「この研究は面白い」
「この人と一緒に研究したい」

そう感じてもらえるよう、
価値が伝わる説明を心がけてみてください。

誠実に伝える姿勢そのものが、
あなたの強みとして相手に届きます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。