大学院入試の面接では、知識や研究内容だけでなく、「考えを整理して伝える力」も評価されています。
難しい質問に対して、話しながら迷ってしまうことは誰にでもあります。そんなときに役立つのが、ナンバリング(番号付け)という話し方の工夫です。
質問を受けたら、次のように切り出してみてください。
「それについては、理由が3つあります。」
この一言だけで、落ち着いて整理された回答がしやすくなります。
1. 「3つあります」と伝えるメリット
- 思考が整理される
数を示すことで、頭の中に整理の枠ができ、考えを順序立てやすくなります。 - 論理的な印象を与えられる
面接官は「構造的に説明できる人だ」と受け取ります。 - 落ち着いて話す時間が生まれる
「第一に…」と話している間に、次のポイントを整理できます。
この方法は、準備不足を補うためではなく、思考を整理して伝えるための技術です。
2. 途中で数が変わっても大丈夫
話している途中で、「3つ」にこだわる必要はありません。
もし主なポイントが2つに整理された場合は、次のようにまとめることもできます。
「以上の2点が主な理由ですが、加えて〇〇という視点も重要だと考えています。」
また、
- 第一に:結論
- 第二に:理由
- 第三に:具体例
のように要素を分けることで、自然に構造化された説明になります。
大切なのは数ではなく、整理して伝えようとする姿勢です。
3. 指を使うとさらに伝わりやすい
「第一に」と言いながら指を1本立てる。
「第二に」で2本立てる。
このような小さな動作は、視覚的にも分かりやすく、話している自分自身の整理にも役立ちます。
特にオンライン面接では、伝わりやすさを高める効果があります。
まとめ:構造化して話す力は研究者の基本スキル
大学院入試の面接では、複雑な内容を整理して説明する力が求められます。
- ポイントの数を示す
- 順序立てて説明する
- 最後にまとめる
この流れを意識するだけで、回答の分かりやすさは大きく向上します。
緊張しても大丈夫。
「理由は3つあります」と言えるだけで、あなたの思考は自然と整理されます。
落ち着いて、自分の言葉で丁寧に伝えていきましょう。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



