APU大学院卒業後の進路は?キャリア支援と修了後の選択肢を解説

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立命館アジア太平洋大学(APU)大学院への進学を考える際、「修了後にどのような仕事に就けるのか」「大学院で学んだことをキャリアにどう生かせるのか」は重要な判断材料です。大学院は入学すること自体が目的ではなく、その先の研究や仕事につなげていくことが大切です。

この記事では、APU全体の就職実績を確認しながら、アジア太平洋研究科の修士課程・博士課程、経営管理研究科のMBAを修了した後に考えられる進路について整理します。出願前から修了後の姿を具体的に考えておくことで、志望理由書や研究計画書の内容も作りやすくなります。


APU全体の就職決定率は97.3%以上

元原稿では、APU全体の就職決定率は97.3%以上とされています。国内外から多様な学生が集まる大学であり、卒業後もさまざまな企業や組織へ進んでいることが分かります。

また、これまでにおよそ30名近くの卒業生が国連関連機関で働いた実績があるとされています。国際関係、国際協力、開発、政策などの分野に関心があり、将来的に国際機関で働きたいと考えている方にとっては、卒業生の進路を確認することも大学院選びの参考になります。

ただし、97.3%という数字はAPU全体の実績であり、特定の大学院研究科だけの就職率とは限りません。大学院進学を検討する際には、自分が志望する研究科やプログラムの修了生が、どのような業界や職種へ進んでいるのかも個別に確認しておきましょう。


国際的なネットワークもキャリア形成につながる

APUは、元原稿によると77の国と地域にある486の大学と協定関係を持っています。また、キャンパスにはさまざまな国・地域から学生や教員が集まっており、日常的に多文化環境の中で学ぶことになります。

大学院で得られるものは、専門知識や学位だけではありません。同じ研究テーマに関心を持つ学生、異なる業界で働いてきた社会人、海外から来た学生などとのつながりも、その後のキャリアを考えるうえで貴重な財産になります。

特に国際的な仕事を目指す場合は、在学中からクラスメートや教員との関係を大切にし、自分の研究や仕事について説明できるようにしておくとよいでしょう。卒業後も情報交換や共同研究、ビジネス上のつながりに発展する可能性があります。


アジア太平洋研究科修士課程の修了後に考えられる進路

アジア太平洋研究科の修士課程では、国際関係、政策科学、持続可能な開発、観光・ホスピタリティ、開発経済学などの分野を学ぶことができます。そのため、修了後の進路としては、国際機関、NGO、政府機関、民間企業、シンクタンクなど、専門分野を生かせるさまざまな選択肢が考えられます。

例えば開発経済学を学んだ場合は、国際協力や地域開発に関わる仕事、政策科学を学んだ場合は、行政や政策に関係する仕事など、自分の研究テーマと職業を結びつけて考えることができます。観光・ホスピタリティを学ぶ場合には、観光産業や地域振興なども進路を考える際の選択肢になります。

出願前には、「どの分野を研究したいか」だけでなく、「その知識を修了後にどこで使いたいか」まで考えてみましょう。志望理由書に将来像を書く場合にも、具体的な業界や社会課題まで整理しておくと説得力が高まります。


博士課程修了後は研究職も視野に入る

アジア太平洋研究科の博士課程を修了した場合は、大学教員や研究機関の研究員など、研究を職業とする道も選択肢になります。博士課程では、自分独自の研究テーマを設定し、研究成果を学会や論文として発信していくことが重要です。

APUには研究拠点であるRCAPSがあり、AP Conferenceでは例年20カ国前後から約350人の研究者が参加するとされています。こうした国際的な研究交流の場で発表経験を積むことは、研究者としての実績を作る機会にもなります。

また、査読制のRCAPS JournalやWorking Paper Seriesなど、研究成果を発信する環境もあります。博士課程への出願を考えている場合は、入学後にどのような研究成果を残し、修了後にどの分野で研究を続けたいのかまで考えておくとよいでしょう。


APU MBA修了後は実務での活用を考える

経営管理研究科のMBAでは、マーケティング、ファイナンス、リーダーシップ、組織行動、テクノロジー経営、戦略など、経営に関する幅広い分野を英語で学びます。そのため、修了後は現在の企業でのキャリアアップだけでなく、転職、新規事業、海外事業など、さまざまな方向を考えることができます。

例えば、営業やマーケティングの経験を持つ人であれば経営戦略やファイナンスを加えて管理職を目指す、技術職であればテクノロジー経営を学び事業開発へ進むなど、自分の既存の専門性に経営知識を組み合わせることができます。

起業や新規事業に関心がある方にとっても、起業・イノベーション・オペレーション経営領域などの学びを、自分の事業構想につなげることが可能です。出願前に、MBA取得後にどのような役割を担いたいのかを整理しておくことが重要です。


在学中の経験をキャリアに結びつける

APU大学院でのキャリア形成は、授業だけで完結するものではありません。アジア太平洋研究科であれば、RCAPSでの研究活動やAP Conferenceでの発表などを通じて、研究実績や専門性を積み上げることができます。

MBAでは、グローカル・イマージョンやインターンシップなど、企業や地域と接点を持ちながら学べる機会があります。こうした経験を積極的に活用することで、履歴書に学位を書くだけではなく、「大学院で何を経験し、何ができるようになったのか」を具体的に説明できるようになります。

就職や転職を考える場合には、入学してからキャリアを考え始めるのではなく、入学時点から2年間、あるいは博士課程なら3年間をどのように使うかを考えることが大切です。


修了後のキャリアから逆算して専攻を選ぶ

大学院選びでは、「興味があるから」という理由だけで専攻を決めるのではなく、自分の将来像から逆算して考える方法も有効です。研究者を目指すのか、国際協力に関わるのか、企業経営に携わるのかによって、適した研究科や学び方は変わります。

例えば国際機関を目指すのであれば、必要とされる専門性や職務経験を調べたうえで、APU大学院で何を身につけるべきか考えます。MBAで管理職を目指すのであれば、現在のキャリアで不足している経営知識を確認し、どの科目を重点的に学ぶかを整理します。

研究科のカリキュラムと卒業後のキャリアを結びつけて考えることで、「なぜこの大学院なのか」という志望理由も自然に明確になります。


出願前に5年後の自分を言葉にしてみよう

APU大学院への出願準備を始める際は、まず「修了して5年後、自分は何をしていたいか」を一度書き出してみることをおすすめします。完全に決まっていなくても構いません。働きたい分野、解決したい社会課題、身につけたい専門性などを整理するだけでも十分です。

次に、その将来像を実現するために必要な知識や経験を書き出し、それをAPU大学院のカリキュラム、研究環境、実践的なプログラムと照らし合わせます。ここまで整理できれば、志望理由書や面接でも「なぜAPUなのか」を具体的に説明しやすくなります。

大学院進学は、修士課程ならおおむね2年間、博士課程なら標準的に3年間という時間を使う大きな選択です。合格を最終目標にするのではなく、その学びを修了後のキャリアにどうつなげるのかまで考えながら、研究科や専攻分野を選び、出願準備を進めていきましょう。


入試日程、出願期間、試験内容、必要書類、就職実績、キャリア支援、研究活動、インターンシップ、各種プログラムの内容などは変更される場合があります。出願を検討する際は、必ず立命館アジア太平洋大学(APU)大学院の公式サイトおよび対象年度の最新の募集要項・キャリア情報をご確認ください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。