履歴書や受験票に貼る「証明写真」。
「どうせ本人確認用でしょ?」と、駅前のスピード写真機で700円で済ませていませんか?
それは、あまりにも大きな機会損失です。
書類選考において、教授が最初に目にするあなたの情報は、名前でも経歴でもなく、右上の「顔写真」です。
心理学の「初頭効果」が示す通り、第一印象はその後の評価(書類の中身の読み方)にバイアスをかけます。
この写真は、イケメンか美女かを競うものではありません。
「この学生は、真面目に研究に取り組みそうか?(信頼性)」
「学会で発表させても恥ずかしくないか?(社会性)」
この2点をクリアしているかどうかの勝負です。
1. スピード写真は「リスク」である
最近のスピード写真機は高性能ですが、それでもプロが撮る写真には勝てません。
最大の違いは「姿勢」と「ライティング(光)」です。
姿勢:
自分では真っ直ぐのつもりでも、多くの人は肩が傾いていたり、顎が上がっていたりします。これは「自信のなさ」や「だらしなさ」として写ります。
光:
プロのスタジオ写真は、光の当て方で肌のトーンを整え、目の中に「キャッチライト(光の輝き)」を入れてくれます。これにより、「知的で意欲的」な表情が作られます。
数千円の差ですが、一生のキャリアが決まる書類です。写真館(スタジオ)で撮ることを強く推奨します。
2. 服装は「スーツ」が最適解
「私服で可」の大学院もありますが、迷ったら「ダークスーツ」一択です。
白シャツに、落ち着いた色のジャケット。これで減点されることは100%ありません。
特に社会人の場合、クリエイティブ職などで「自分らしさ」を出そうとカジュアルな服装を選ぶ人がいますが、リスキーです。
アカデミアは保守的な世界です。「TPOをわきまえている」という安心感を与えることが最優先です。
髪型も、目にかからないようにセットし、清潔感を第一に考えてください。寝癖がついたままの研究者に、精密なデータ分析ができるとは思われません。
3. 表情は「真顔」と「微笑」の間
証明写真の表情も重要です。
免許証のような「完全な無表情(真顔)」だと、少し怖い印象(コミュニケーションが難しそう)を与えてしまいます。
かといって、歯を見せて笑うのはNGです。
正解は、「口角を数ミリ上げた、アルカイックスマイル(微かな微笑み)」です。
「自信」と「親しみやすさ」が同居するこの表情は、面接官に「会って話してみたい」と思わせる効果があります。
これも、写真館のカメラマンなら引き出してくれます。
まとめ:写真は「自己肯定感」を上げる
良い写真が撮れると、書類全体のクオリティが上がったように見えます。
「自分はこんなに立派な研究者の顔をしているんだ」と、自己肯定感が上がり、その後の面接対策にもポジティブな影響を与えます。
たかが写真、されど写真。
その4cm×3cmの枠の中に、あなたの「研究者としての未来」を焼き付けてください。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



