大学生の長い春休み。友人が卒業旅行や遊びに明け暮れている中、院試を目指すあなたは焦りを感じているかもしれません。
「ガッツリ専門書を読み込まないと間に合わない?」
「1日10時間勉強しないとダメ?」
いいえ、まだ2月・3月です。いきなりフルスロットルで難解な専門書に挑むと、夏前に息切れしてしまいます。
この時期におすすめなのは、「新書(新書判の一般向け解説書)」を活用したウォーミングアップです。
「新書なんて一般向けでしょ? 大学院入試には浅すぎるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、新書は「専門知への入り口」として非常に有効なツールです。
今回は、合格する学生が実践している「新書乱読法」を紹介します。
1. なぜ「専門書」ではなく「新書」なのか
いきなり分厚い専門書を読むと、専門用語の多さに圧倒され、全体の構造が見えなくなります。
一方、新書は専門家が「初学者にも伝わるように」整理して書いたものです。
- その分野の全体像(マップ)がわかる
- 主要なキーワードと論点が整理されている
- 著者の問題意識(問い)が明確である
まずは新書で「森」を見てから、専門書で「木」を見る。
この順番が、効率的な学習ルートです。
2. 選ぶべき「3冊」の基準
書店で自分の志望分野の棚に行き、次の3種類を選んでください。
- 概説書(入門書): 分野の歴史や主要理論が広く浅く書かれているもの(例:『〇〇学入門』)
- 名著(古典)の解説書: 難解な古典を現代語で解説したもの
- 最新のトピック: 最近の社会問題と専門知を絡めたもの(例:『生成AIと著作権』など)
この3冊で、「基礎知識」「歴史的背景」「現代的課題」が一通り頭に入ります。
3. 「批判的」に読む練習をする
ただ読むだけで終わらせてはいけません。大学院は「勉強」する場ではなく「研究」する場です。
読みながら、ノートに次のような視点で書き留めてください。
- 著者の主張に例外はないか
- 提示されているデータは現在でも妥当か
- 自分の実感と異なる点はなぜ生じるのか
この著者への問いかけが、あなたの研究テーマの種になります。
春休み中に新書を10冊読み、問いをノートに蓄積する。
それだけで、4月以降に書く研究計画書の質は大きく変わります。
まとめ:教養を武器にする
新書は1冊800円程度、読むのに2時間程度です。
スマートフォンを見る時間を少し減らすだけで、知識の土台を作ることができます。
まずは書店で新書の棚を眺めてみてください。
あなたの関心に響く1冊が、研究への入り口になります。
志樹舎
では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
研究計画書から志望理由書・小論文・面接・プレゼン対策まで、どこから手を付けるべきか個別にアドバイスします。
多くの受験生が「もっと早く相談すればよかった」と話されます。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


