小論文を読んでいると、突然話が飛んだり、前の文との関係がわからなくなったりすることがあります。
その原因の9割は、「接続詞」の不足、または誤用です。
接続詞とは、文章における「道路標識」です。
「ここから右に曲がりますよ(逆説)」「ここから理由を説明しますよ(因果)」という合図がないと、読み手は心の準備ができず、交通事故(読み間違い)を起こします。
難しい接続詞を使う必要はありません。以下の「三種の神器」を使いこなせば、論理は盤石になります。
1. 逆説の「しかし」
最も重要なのが「しかし(But)」です。
これは「前の内容を否定する」あるいは「予想される反論に対する答えを出す」時に使います。
確かに、AIにはリスクがある。しかし、それを上回るメリットがある。
この「しかし」があるだけで、読み手は「おっ、ここからが筆者の主張(本音)だな」と身構えることができます。
文章の転換点(クライマックス)を作る、最強のツールです。
2. 並列・添加の「また(さらに)」
情報を追加する時に使います。
第一の理由はコストだ。また、技術的なハードルも高い。
これがないと、どこまでが一つ目の理由で、どこからが二つ目なのかが混ざってしまいます。
「また」「さらに」「加えて」。これらは、「話のブロックを積み上げる接着剤」です。
3. 理由の「なぜなら」
主張の後には、必ず理由が必要です。そのセットを作るのがこれです。
私はこの意見に反対だ。なぜなら、データが古すぎるからだ。
この言葉が出てきたら、読み手は「根拠が来るぞ」と期待します。
逆に、「なぜなら」と言っておきながら、理由になっていないことを書くと(例:「なぜなら、そう思うからだ」)、論理破綻がバレやすくなる諸刃の剣でもあります。
まとめ:標識をケチるな
「接続詞が多すぎると稚拙に見える」という意見もありますが、それはプロの作家の話です。
初心者のうちは、「くどいくらい入れる」のが正解です。
文と文の間に、必ず何かの標識を立ててください。
標識だらけの道の方が、標識のない道より100倍安全(合格しやすい)です。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



