面接対策と聞いて、まず想定問答集を作り、それを一言一句覚えようとしていませんか?
その準備自体は決して無駄ではありません。
ただし、文章を丸ごと暗記する方法には注意が必要です。
大学院入試の面接で評価されるのは、暗記した回答の正確さではなく、その場の対話に応じて自分の考えを伝える力だからです。
1. 面接は「再生」ではなく「対話」
面接官は、多くの受験生を見てきた研究者や教員です。
暗記した文章をそのまま話しているかどうかは、すぐに伝わります。
- 抑揚がなくなる
- 不自然に早口になる
- 質問と少しズレた回答になる
面接官が求めているのは、準備された原稿の朗読ではありません。
目の前にいるあなたとの対話です。
たとえば、
面接官:
志望動機について、特に〇〇の観点から教えてください。
受験生:
志望理由は三点ありまして……(準備した長文をすべて話す)
このように質問の焦点に触れず準備した内容をそのまま話してしまうと、会話として噛み合いません。
2. 覚えるのは「文章」ではなく「キーワード」
おすすめは、文章ではなくキーワードで整理しておく方法です。
例)アルバイト経験を話す場合
× 文章暗記
「私は学生時代、カフェのアルバイトでリーダーを務め…」
○ キーワード整理
- カフェのアルバイト
- リーダー経験
- 売上向上への工夫
- スタッフ間の連携改善
このようにタグのように整理しておけば、質問の意図に合わせて柔軟に説明できます。
結果として、
- 自然な話し方になる
- 質問に的確に答えられる
- あなた自身の言葉として伝わる
というメリットが生まれます。
3. 詰まっても大丈夫。伝えようとする姿勢が伝わる
面接では、完璧に話すことよりも、考えながら伝えようとする姿勢が評価されます。
少し言葉に詰まっても問題ありません。
自分の言葉で説明しようとする姿勢は、誠実さや思考力として伝わります。
まとめ:自分の言葉で語れる準備を
大学院入試の面接は、台本の読み合わせではありません。
- 質問の意図を理解する
- 自分の考えを整理して伝える
- 対話として応答する
この3つを意識するだけで、面接はぐっと自然になります。
覚えるのではなく、理解する。
暗記するのではなく、語れるようにする。
あなた自身の言葉で伝えられれば、それが最も説得力のある答えになります。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



