面接でよく聞かれる質問の一つが、次のようなものです。
「入学後、将来的にはどのような研究者・専門家になりたいですか?」
この質問に対して、
「まだ具体的には決めていませんが、目の前のことを頑張ります」
と答えてしまうのは、非常にもったいない対応です。
面接官は未来を言い当ててほしいわけではありません。
見ているのは、
- 目標を描けているか
- その目標から逆算して行動できているか
- 大学院で学ぶ意味を理解しているか
つまり、現時点での「将来像の仮説」を持てているかどうかです。
1. 時間軸で語ると現実味が増す
未来の話は、段階を分けて説明すると説得力が高まります。
■ 短期(修士課程〜数年)
基礎力を高め、研究成果を積み重ねる期間
例:
「まずは〇〇の理論と研究手法を体系的に習得し、××分野で実証的な成果を出したいと考えています。」
■ 中長期(5年後・10年後)
専門性を社会で活かしていく段階
例:
「将来的には〇〇の専門家として、△△という社会課題の解決に貢献できる研究・実践を行いたいと考えています。」
段階を分けることで、現実的な成長イメージが伝わります。
2. 志望動機と「一本の線」でつなげる
重要なのは、
その将来像を実現するために、なぜこの大学院なのか
という一貫性です。
例:
「将来は国際的に研究活動を展開できる専門家を目指しています。
そのため、海外研究機関との共同研究や国際学会発表を積極的に支援している貴学の環境で研究を行いたいと考え、志望いたしました。」
夢(目標)と大学院(手段)が自然につながっていると、志望理由に説得力が生まれます。
3. 最後は「社会への貢献」で締める
キャリアプランが自己成長だけで終わると、視野が狭く見えてしまいます。
最後は、学びを社会にどう還元するかまで触れてみましょう。
例:
- 「研究成果を社会実装し、〇〇分野の課題解決に寄与したいと考えています。」
- 「専門知識を活かし、〇〇に困っている人々を支える仕組みづくりに関わりたいです。」
視座の高さは、そのまま研究者としての可能性の高さとして伝わります。
まとめ:未来は仮説でいい
将来の進路が完全に決まっている人は多くありません。
それでも面接で語るべきなのは、
- 目指したい方向性
- そこに向けた成長の道筋
- 社会への価値提供
です。
未来は変わっても構いません。
大切なのは、「この方向に進みたい」という現在の意思です。
あなたの言葉で描く将来像は、大学院で学ぶ意義を伝える強いメッセージになります。
自信を持って、あなたのビジョンを語ってください。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



