自分の話し声を録音して聞いたことはありますか?
多くの人が驚くのが、「えー」「あのー」「その…」といった言葉の多さです。

これらはフィラー(Filler:埋め草の言葉)と呼ばれ、無意識のうちに出てしまうものです。
しかし面接では、これが多いだけで「自信がない」「準備不足」といった印象につながることがあります。

落ち着いて話すためには、フィラーを減らし、「間(ま)」を味方につけることが大切です。


1.なぜ「えー」「あのー」と言ってしまうのか

多くの場合、理由はシンプルです。
沈黙が怖いからです。

言葉が止まると不自然に感じ、無意識に音で埋めてしまいます。

しかし面接では、沈黙は決してマイナスではありません。

  • 考えている時間
  • 言葉を整理している時間
  • 丁寧に答えようとしている姿勢

このように受け取られることが多いのです。


2.「えー」と言いそうになったら息を吸う

フィラーを減らす最も簡単な方法があります。

言葉に詰まりそうになったら、口を閉じて息を吸う。

  • 雑音が出ない
  • 呼吸が整う
  • 頭が整理される

「えー」という音を、静かな呼吸に置き換えるだけで、話し方は驚くほどクリアになります。


3.沈黙は落ち着きの証拠

面接中に少し黙ると、不安になるかもしれません。

しかし面接官は、あなたが言葉を選んでいる間、静かに待ってくれます。

むしろ、

  • すぐに話し始めて内容が散漫になる
  • 焦って言葉を重ねる

よりも、

数秒考えてから、整理された言葉で答える

ほうが、落ち着いた印象を与えます。


4.沈黙を味方につける練習

日常会話でも、少し意識してみましょう。

  • 「えー」「あのー」を言わない
  • 言いそうになったら一呼吸置く
  • ゆっくり話す

この練習を続けると、自然と落ち着いた話し方が身についていきます。


まとめ:静けさは知性を伝える

面接で大切なのは、流暢さよりも落ち着きです。

  • 沈黙を恐れない
  • 呼吸で間をつくる
  • 整理してから話す

この3つを意識するだけで、話し方の印象は大きく変わります。

焦らず、丁寧に、自分の言葉で伝える。
その落ち着きこそが、あなたの知性と誠実さを伝えてくれます。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。