一口に面接といっても、大学院入試で行われる口述試験(口頭試問)と、一般的な人物面接では、求められる姿勢や受け答えが大きく異なります。
この違いを理解しておくことで、質問の意図に合った答え方ができ、落ち着いて対応できるようになります。
1. 口述試験(Oral Examination)とは
大学院入試の面接の中心となるのが口述試験です。
これは「会話形式」で行われますが、本質は学力・研究力の確認です。
目的
- 専門知識の理解度
- 論理的思考力
- 研究計画の妥当性
意識したいポイント
- 根拠を示して説明する
- 分からない点は正直に認める
- 課題や限界にも触れる
例えば、研究計画について問われた際には、
「〇〇という理由から妥当だと考えています。ただし、××という課題も残るため、今後の検討が必要です。」
のように、論理的に整理して答えることが大切です。
ここでは、熱意そのものよりも、考え方の筋道が伝わることが評価につながります。
2. 一般面接(人物面接)とは
一方で、進路や研究生活についての質問など、人物面に焦点が当たる場面もあります。
目的
- 研究への姿勢や価値観
- コミュニケーション力
- 研究室との相性
この場面では、
- なぜ研究したいのか
- 将来どのように活かしたいか
- これまでどのように学んできたか
といった点を、自分の言葉で丁寧に伝えることが大切です。
ここでは論理だけでなく、誠実さや人柄が伝わる受け答えが評価につながります。
3. 大学院入試面接は「両方」が問われる
大学院入試では、次のように両方の要素が含まれることがよくあります。
- 前半:研究内容への質問(口述試験)
- 後半:進路や研究生活への質問(人物面接)
そのため重要なのは、質問の意図に合わせて受け答えのモードを切り替えることです。
- 研究の話 → 論理的かつ客観的に説明する
- 自身の志望や経験 → 素直に自分の言葉で伝える
この切り替えができると、「状況に応じて考えられる人」という安心感を与えることができます。
まとめ:質問の意図に合わせて応答する
大学院入試の面接では、
- 研究力を確認する問い
- 人柄や姿勢を確認する問い
の両方が含まれています。
「今、求められているのは論理的説明か、それとも自分の考えか」
と意識するだけで、受け答えは格段に安定します。
落ち着いて質問の意図を受け取り、あなたの言葉で丁寧に返していきましょう。
その姿勢こそが、研究者としての信頼感につながります。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。



