プレゼンのスライドを作るとき、「見た目をかっこよくすること」を意識しすぎてしまう人がいます。

しかし大学院入試(院試)のプレゼンで本当に大切なのは、デザインの派手さではありません。
審査員がストレスなく読めることです。

教授は一日に多くのプレゼンを見ることもあります。
スライドが読みにくいだけで、理解に余計な負担がかかってしまいます。

そのためスライド作成では、まず「読みやすさ」を最優先に考えることが大切です。


1. 読みやすいフォントを選ぶ

フォントは、視認性の高いシンプルなものを選びましょう。

日本語フォント

  • メイリオ
  • 游ゴシック

これらは画面やプロジェクターでも読みやすく、多くのプレゼンで使われています。

一方で、明朝体は線が細いため、プロジェクターではかすれて見える場合があります。
プレゼン資料では、太さが安定したフォントの方が安心です。

英語フォント

  • Arial
  • Helvetica

飾りの少ないシンプルなフォントを選ぶと、文字の読みやすさが保たれます。


2. 背景と文字のコントラストを意識する

スライドの背景と文字色は、はっきりと区別できる組み合わせにすることが重要です。

最も基本的で読みやすいのは、

白い背景+黒(または濃いグレー)の文字

という組み合わせです。

この配色は目が疲れにくく、印刷した場合でも読みやすいという利点があります。

会場が暗く、プロジェクター投影が中心の場合は、

黒背景+白文字

という方法もあります。

ただしこの場合、文字が大きく見えるため、太字の使いすぎには注意しましょう。


3. 1スライド1メッセージを意識する

スライドに情報を詰め込みすぎると、聞き手はどこを見ればよいのか迷ってしまいます。

基本は、

1スライドにつき伝えたいポイントは1つ

という考え方です。

スライドを見た瞬間、

「このページでは〇〇を説明している」

とすぐ理解できる状態を目指しましょう。

目安としては、スライドを見て3秒以内に要点が分かるかどうかです。


まとめ:スライドは「引き算」で作る

プレゼンのスライドは、情報を増やすほど良くなるわけではありません。

むしろ、

・読みやすいフォント
・見やすい色の組み合わせ
・伝えたいポイントを絞った構成

を意識することで、聞き手の理解はぐっと深まります。

スライドを作るときは、

「この情報は本当に必要か?」

と問い直してみてください。

余計な要素を削ぎ落とすことで、プレゼン全体の伝わりやすさは大きく変わります。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。