序論で結論を言いました。次は「本論(展開)」です。
ここで多くの受験生が悩みます。

「理由は書けたけど、それ以上書くことがない……」
「文章がスカスカで説得力がない……」

そんな時に使うべき魔法の接続詞があります。
それが「例えば(具体的には)」です。

小論文の評価は、この「具体例」の質で決まると言っても過言ではありません。

1. 「意見」と「事実」のサンドイッチ

論理的な文章は、以下のサンドイッチ構造になっています。

抽象(意見): 「挨拶は重要だ。」

具体(事実): 「例えば、私のアルバイト先では、挨拶を徹底したことで売上が20%アップした。」

抽象(まとめ): 「このように、挨拶は組織の成果に直結する。」

「挨拶は重要だ」と100回叫んでも説得力はありませんが、「売上が上がった」という事実(エピソード)を1つ入れるだけで、相手はぐうの音も出なくなります。

「意見」を書いたら、すかさず「例えば」で「事実」を添える。
このセットを崩さないでください。

2. 「体験談」は最強の武器

「高尚なニュースの知識がないとダメですか?」と聞かれますが、そんなことはありません。
むしろ、借りてきた知識よりも、「あなた自身の体験談」の方が説得力があります。

  • 部活動での失敗
  • アルバイトでの人間関係
  • 通学路で見た光景

これらは、世界であなたしか持っていない「一次情報」です。

「現代の若者は〜」と一般論を語るより、
「私の周りの友人は〜」と語る方が、リアリティがあります。
(ただし、最後に一般化してまとめる必要はあります)

3. 文字数不足を一瞬で解消する

「文字数が足りない!」と焦った時も、具体例の出番です。

「例えば〜」と書き出して、その時の情景、誰が何と言ったか、数字などを詳しく描写してください。
あっという間に200〜300字は埋まります。

しかも、それは無駄な水増しではなく、
「論拠の補強」として評価される、良い文字数の埋め方です。

まとめ:具体と抽象の往復運動

小論文とは、「抽象(難しいこと)」と「具体(わかりやすいこと)」を交互に行き来する運動です。

ずっと難しい話をしていると読み手は眠くなります。
「例えば」という言葉を使って、読み手を現実の世界(具体)に連れて行ってあげてください。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。