これまで、「合格する出願書類の書き方」を徹底解説してきました。
テクニック、構成、論理、形式……様々なことをお伝えしましたが、最後に一番大切なマインドセットをお伝えして、このシリーズを締めくくりたいと思います。

それは、「出願書類は、教授という一人の人間への『手紙』である」ということです。

1. 読み手は「感情」を持つ人間

私たちはつい、「大学院入試」という巨大なシステム相手に書類を出している気になります。
しかし、実際にあなたの書類を封筒から取り出し、読むのは、一人の教授です。
彼らにも感情があります。忙しい中で、大量の書類を読まなければなりません。

字が汚くて読みにくい書類。

専門用語ばかりで独りよがりな書類。

自分の自慢話ばかりの書類。

そうしたものを読まされたら、誰だってうんざりします。
逆に、読みやすく整理され、論理が明快で、謙虚な姿勢で書かれた書類に出会ったらどうでしょうか?
「おっ、この学生はわかっているな。会ってみたいな」と心が動くはずです。

2. 「わかりやすさ」は最高の「親切」

難解なことを難解に書くのは、二流です。
難解なことを、誰にでもわかるように整理して書くのが、一流の研究者です。

あなたが推敲を重ね、構成を練り、誤字をなくす努力。それはすべて、「読み手(教授)の負担を減らすという親切心(ホスピタリティ)」です。
その配慮は、必ず行間に滲み出ます。
「忙しい先生に、できるだけストレスなく読んでもらいたい」。その敬意(リスペクト)が伝わった時、合格は向こうからやってきます。

3. 賽は投げられた

これで、あなたの手元から書類は離れました。
もう修正はできません。クヨクヨしても仕方ありません。
今できることは、提出した書類(コピー)を読み込み、面接という「対話の場」に向けて準備をすることだけです。

書類選考を通過すれば、憧れの教授と直接話せるチャンスが巡ってきます。
それは「試験」であると同時に、あなたの研究への愛を、プロフェッショナルに聞いてもらえる最高の舞台です。

胸を張って、その日を待ってください。
出願書類対策シリーズにお付き合いいただきありがとうございました。あなたの合格を、心より応援しています。

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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。