書類が完成し、あとは封筒に入れて送るだけ。
ここで安心して気が緩むと、取り返しのつかないミスが発生してしまいます。

大学院入試は、 締め切りに1分でも遅れたらアウト。書類が1枚でも足りなければアウト。
「勉強はできたのに、事務手続きで落ちた」という結末を避けるために、ポストに投函する直前に確認すべき「運命のチェックリスト」を提示します。

1. 「消印有効」vs「必着」

締め切り日には2種類の意味があります。これを取り違えると即死します。

消印有効:
締め切り日当日の郵便局のハンコ(消印)があればOK。つまり、当日の夜に郵便局の「ゆうゆう窓口」に出せば間に合います。

必着(到着分まで):
締め切り日当日に、大学に届いていなければならない。つまり、2〜3日前には投函しないと間に合いません。

「当日出せばいいや」と思っていたら「必着」だった……。このミスで1年棒に振る学生が毎年必ずいます。今すぐ募集要項の赤字部分を確認してください。

2. 「証明書」の発行日数に注意

意外な落とし穴が、大学が発行する「卒業証明書」や「成績証明書」です。
在学生ならすぐ出せますが、既卒者(社会人)の場合、郵送での取り寄せになり、発行までに1週間〜10日かかることがあります。

「書類は書けたけど、証明書が届かない!」
こうなると詰みます。出願を決めた瞬間に、真っ先に手配すべきなのがこの公的書類です。

3. 郵送方法は「書留」

願書を普通のポストに投函してはいけません(普通郵便は追跡ができず、紛失リスクがあります)。
必ず郵便局の窓口に行き、「簡易書留(かんいかきとめ)」または「速達・簡易書留」で送ってください。

これにより、「追跡番号」が発行され、今どこに書類があるか、いつ大学に届いたかが確認できます。
「ちゃんと届いただろうか……」と不安なまま過ごす数日間は、精神衛生上よくありません。追跡番号は精神安定剤です。

4. 提出直前チェックリスト

封をする前に、以下の5点だけは指差し確認してください。

  • 印鑑漏れはないか?(最近は減りましたが、まだ押印欄がある大学もあります)
  • 検定料の支払いは済んだか?(収納証明書の貼り付けを忘れずに)
  • 写真は裏面に氏名を書いたか?(剥がれた時のため)
  • すべての書類のコピーをとったか?(最重要! Day 10で解説します)
  • 宛名書きは「〇〇大学 行」を「〇〇大学 御中」または「様」に直したか?(最低限のマナー)

まとめ:神は細部に宿る

入試課の職員は、機械的に書類をチェックします。不備があれば、教授の目に触れる前にハネられます。
あなたの熱い研究計画書も、封筒の中で泣いています。

事務手続きを完璧にこなすことは、研究者としての「実務能力」の証明でもあります。
最後まで気を抜かず、完璧な状態で送り出してください。いってらっしゃい!

志樹舎 では、大学院入試の各種対策に特化した専門性の高いサポートを行っています。
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。

この記事を監修した人

小杉樹彦(志樹舎 創業者)

小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。 代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。 早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。 現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。 ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。