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今回のテーマは、志望理由書(志望動機)で合格ラインを超える書き方です。
研究計画書と並んで重要な提出書類、それが「志望理由書(志望動機)」です。
ここで多くの学部生が、就職活動のエントリーシートと同じノリで「ラブレター」を書いてしまいます。
「貴学の自由な学風に惹かれました」
「〇〇先生の授業が面白そうだからです」
「整った設備で勉強したいからです」
はっきり申し上げます。これらはすべて減点対象、あるいは無意味な記述です。
大学院入試における志望理由は、「憧れ」を語る場所ではありません。
「必然性」を証明する場所です。
教授が「なるほど、それならうちに来るしかないね」と納得する、最強の志望理由書の組み立て方を解説します。
1. 大学院は「勉強」する場所ではない
まず、「貴学で学びたい」「勉強させていただきたい」という姿勢(Study)を捨ててください。
大学院は「研究する場所(Research)」です。
「教えてもらう」という受動的な動機は、
「自走できない学生」というネガティブな印象を与えます。
書くべきは、「私の研究を遂行するためには、貴学の環境が不可欠である」という能動的な論理です。
「勉強したい」ではなく、
「研究したい。そのための手段として貴学が必要だ」という主従関係を間違えないでください。
2. 合格する「3段論法」テンプレート
論理的な志望理由書は、以下の3段構成で書かれています。
Step 1:研究課題の提示(私がやりたいこと)
「私は〇〇という未解決の問題を解明するために、××という手法で研究を行いたいと考えている」
Step 2:他大学ではダメな理由(消去法の証明)
「この研究を行うには、△△分野の専門的な知見と、特殊な解析設備が必要である。
しかし、私の現在の所属大学や他大学院には、その両方が揃っている環境がない」
Step 3:貴学である必然性(ベストマッチ)
「貴学の〇〇研究科には、△△分野の権威である××教授が在籍しており、かつ最新の解析ソフトも導入されている。
私の研究計画を完遂できるのは、貴学の環境をおいて他にない」
この流れであれば、教授は「確かに、君の研究を指導できるのは私しかいないな」と納得せざるを得ません。
3. 指導教員の「著書・論文」に触れるのはマナー
志望理由の中で、指導を希望する教授(メンター)について触れることは必須です。
その際、「先生の人柄」や「テレビでの発言」ではなく、必ず研究業績(論文や著書)に触れてください。
例:
「先生の著書『〇〇』における××の視点は、私の仮説を補強する重要な要素です。
この視点について、先生のもとでより深く議論し、自身の研究に取り入れたい」
ここまで具体的に書かれていれば、教授は「おっ、ちゃんと私の仕事を読んでいるな」と好感を持ちます。
これはお世辞ではなく、研究者としてのリスペクトの表明です。
まとめ:志望理由は「ラブレター」ではなく「契約書」
志望理由書は、「好きです」と伝える手紙ではなく、
「私があなたの研究室に入ることで、お互いにメリットがありますよね?」と確認する契約書に近いものです。
感情的な言葉を削ぎ落とし、論理(ロジック)で埋め尽くしてください。
「なぜこの大学なのか?」という問いに対し、反論の余地のないロジックを組み立てられた時、
合格通知は向こうからやってきます。
志樹舎
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※この記事は専門家による監修のもと執筆されています。
この記事を監修した人
小杉 樹彦(こすぎ・たつひこ)
志樹舎 創業者/博士(学術)
慶應義塾大学院修了後、2015年1月に院試専門オンライン予備校「志樹舎」を設立。
代表講師として10〜60代まで延べ5,000人以上の受験生を指導。
早慶・国公立をはじめとする難関大学院で合格率9割超の実績を持つ。
現在は大学院入試対策の専門家として、テレビ・新聞・雑誌など幅広いメディアで活動中。
ロングセラー『減点されない!勝論文』(エール出版社)ほか著書・論文多数。


